初めて手掛けた自社リノベ物件が、契約になりました。

毎日、真面目に仕事をしていても、理不尽な目に遭ったり、心身共になかなかハードな日々を送っていますが、一年のうち、2〜3回ぐらいは報われたなあという時があります。

初めて手掛けた、自社買取リノベ物件が契約になったのです。
このホームページでも事例としてご紹介している、和泉市のマンションです。間取りとリフォームの見どころを案内しているYouTube動画も作成しています。

https://lightupreform.co.jp/case/case-2271/

あえて万人受けする間取りにせず、特定の人をイメージしてプランニングしたので、時間はかかりましたが、ようやく契約の運びとなり、先日の契約の席で売主様とお会いしたところ、
「直感で理想的な間取りだと感じ、家族には方角が良くないからと反対されたけど、決めました。」
と言っていただけ、とても嬉しかったです。これから、この部屋で快適な生活を送られることを、心から祈っています。

不動産は大の苦手

ところで、私は建築とインテリアは大好きですが、不動産となると、全くどうやっても興味を持つことが出来ません。建築の本なら、時間を忘れて読むことが出来るのに、不動産に関しては3行読むのが精一杯で、何も頭に入りません。うちの会社でも、宅建の資格取得を目指しているメンバーがおりますが、すごいなと思います。

当社は、多くの不動産会社様と提携しており、大変お世話になっている上、親しくさせていただいている方もいます。リフォーム会社と不動産屋さんは、相互補助的な間柄です。
それにも関わらず、どうにも心底打ち解けることが出来ないのです。日常的に大金を扱いなれているせいか、目が死んでいる人が多い気がするのは、偏見が過ぎるでしょうか。

そんな私ですが、前述の通り、生まれて初めて不動産の「契約」というものに立ち会うことになりました。社長が出席するので、私は出席する必要はなかったのですが、何事も経験と、参加させていただきました。

契約日の前日、うちの社長と話し合っていた折、
「”ジュウセツ”は時間がかかるから、捺印が終わったら、僕だけ退席して、あとは任せても良いですか?」
と、言われました。
「”ジュウセツ”って何ですか?」
と、私が聞くと、社長は(馬鹿にしたように)フッと鼻で笑って、
「”重要事項説明”のことですよ。」と言いました。

重要事項説明とは

宅地建物の取引において、宅地建物取引業者が取引当事者に対して契約上重要な事項を説明すること。 また、その際に、説明の内容を記載して当事者に交付する書面を重要事項説明書という。

そして、この重要事項説明は、宅建の資格を持つ人しか出来ず、必ずテーブルの上に免許を置いて説明する決まりになっています。

今回の契約では、販売をお任せしていた不動産屋の担当者が、この重要説明をしたのですが、淀みなく売買にまつわる難しい法律や取り決めを売主様に分かりやすく説明しているのを聞いていたら、何だかカッコ良く見えてきて、もしや不動産屋さんが一番輝いているのは、この瞬間か?!と思ったほどです。

正直不動産

そんなことがあり、今年の4月に放送されていた、山下智久主演のNHKドラマ『正直不動産』を遅ればせながら見ることにしました。ただでさえ、不動産にも、山ピーにも、何の興味もないので、周りから薦められても、全く食指が動かなかったのですが、今回の契約を機に、何となく見てみる気になったところ、これが!面白い!!

本で読んでも頭に入らないことも、面白いドラマにすると、不動産業の奥深さがよく分かります。(本業の不動産屋さんが見たら、リアルな業界との違いに疑問はあるとは思いますが…)
不動産屋の商売駆け引きや、ここまで踏み込んで大丈夫か?!というような業界ネタもたっぷり。我々のような建設業者も出てくるので、興味が尽きません。小難しい不動産ワードも、分かりやすく解説してくれます。

何より、山ピーの目がどんな時も死んでいて、私がかねてから不動産屋さんに抱いている、心がない感じが(失礼すぎ?)よく出ていてイメージにピッタリ。直属の上司の、昭和のパワハラ上司っぷりも爆笑です。

面白すぎて、一気見してしまいそうですが、楽しみながら全10話を完走しようと思います!