5月21日

未だかつて、羽衣駅に、こんなに人が集まっていたことがあったでしょうか?

今月5月に入ってから、毎日のようにカメラを持った人々が(撮りテツというらしい)出入りしていましたが、
最終日の21日はすごい人!電車が駅に近づいてくると、すごいフラッシュがお出迎え!!

南海本線の単線『高師浜線』。

羽衣駅⇔伽羅橋駅⇔高師浜駅の3駅間を走っている電車で、昔は一両、現在は2両車でした。
乗車時間は、一駅間が約1分ほど。

一時間に3~4本のペースで運転していたのですが、この5月22日から高架工事のため、3年間運休することになりました。

同じ大阪でも、大和川より北に住む人は、ほとんど高師浜線の存在を知りません。
それどころか、この地域一帯のことも知らない人が多いです。
羽衣は、天女が舞い降りる場所なのにです!


↑ 伽羅橋駅の横にあった桜並木は、地元住民に愛されていたのですが、高架工事のため、現在はありません。(2018年3月撮影)


↑ レトロ建築の高師浜駅(2020年6月撮影)


↑高師浜駅のホームにて。電車が、可愛い。。(2020年6月撮影)

その昔、友人が我が家を訪ねてきて、電車を見て、
「こんな距離を単線が走ってるんや・・」
と、小ばかにしたような半笑いを浮かべていたのを記憶しています。

地元民にしか知られていないと思っていた高師浜線が、しばしの別れのこの日、こんなにも多くの人から惜しまれているのを見て、特に思い入れもなく乗車してきた私までが、思わずしんみり。

高師浜線、早く帰ってきてね。