レトロ建築で心癒されて ~船場ビルディング~
2024年3月24日
ご無沙汰しておりました。
ブログを久しぶりに更新します。
先日、淀屋橋の船場ビルディングに行く機会がありました。
大阪に残るレトロビルの中でも、特に好きな建物です。
将来はここに事務所を持ちたいと憧れていました。あいにく、まだ実現はしていません。
船場ビルディングは、大正14年(1925年)10月に竣工。国の登録有形文化財として、現在も多くの事務所、ギャラリーなどが入居している現役のテナントビルです。
真ん中に吹き抜けがあり、廻りに回廊があるコリドー型。
日本で、このような様式で残っている建築物は希少。
YouTubeを中心に活躍されている紅子さんの写真展を開催していました。
紅子さんは、元吉原ソープ嬢で、現在は消えつつある全国の色街の写真を撮っている写真家です。
大阪滞在中に、松原新地、今里新地や東大阪の布施新地を見に行くと言っておられました。
実際に風俗街で働いたことがある女性の視点で見る色街は、どのように映っているのか、とても興味深かったです。
あまりに忙しく、誠心誠意、仕事に没頭し過ぎてしまうと、それが報われないとき、心って意外と脆く痛むんだなと、この歳になって知りました。
自分はタフだと過信していました。
人間不信になり、孤立したとき。
自分の本当の姿と向き合わないといけない時があります。
好きな場所へ行こう。
建物は、何も言わずに、ただ佇み、静かに受け入れてくれます。
船場ビルディング
設計:村上徹一
竣工年:1925年
#船場ビルディング
#紅子の色街探訪記