NHK「クローズアップ現代」が、日本の寒すぎる家を特集!

年明けから比較的温暖な天気が続いていましたが、来週からは寒波が来るとの予報です。

昨日、平日の19時30分から放送されている、NHK「クローズアップ現代」で、タイムリーに窓の断熱について特集されました。
多くの視聴者のいる番組で、断熱リフォームを特集するとは、住まいにおける断熱がいかに重要かを一人でも多くの人に知ってもらえる良いきっかけになったと思います。

番組では、北海道の真冬のリビングの室温が、全国で一番高い20度で、冬の死亡率も全国で一番低いことを伝えていました。
逆に、温暖な四国のリビングの室温が13度と全国で一番寒く、さらに、四国や九州の方が、北海道や青森よりも約2倍も死亡率が高いという、衝撃的なデータが提示されていました。

北海道などの寒い地域の住宅は、断熱性能が高いため、真冬でも室温が高く、ヒートショック、血圧上昇、心筋梗塞などの突然起こる危険な病気を起こしにくいのです。つまり、外気温ではなく、室温が健康に及ぼす影響がとても大きいということがデータで裏付けされているのです。

ヒートショックは高齢者だけに起こることと思われがちですが、真冬の室内で寝室から廊下に出たところで心筋梗塞を起こし、一歩遅ければ助からなかっただろうという40代前半の男性がインタビューに答えていました。

若い年齢層の人でも、高血圧や、知らないうちに循環器系に弱点を抱えている人はたくさんいます。このような人が、室内の寒暖差で、突然倒れて、運が悪いとそのまま助からないということになってしまいます。おそらく、今までは、このようなケースは突然死として片付けられて、原因までは検証されずに見過ごされてきたのでしょう。

ぜひ、見逃し配信や再放送で見ることをお勧めします。

https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/blog/bl/pkEldmVQ6R/bp/pJG60RyjkB/

住宅省エネ2023キャンペーン

そして、昨年末にもお伝えしていた、2023年度の省エネ住宅事業の全容が昨日、ようやく正式に発表になりました!

今回の補助金事業は、国土交通省だけではなく、経済産業省、環境省の三つの省が合同で行うもので、前例がないほどの予算が組まれています。

最大で200万円、しかも申請した全員を対象にすると言っています。
にわかには信じられませんが(!!)、今度こそ日本の住宅の省エネ化を本気で進めようという政府の本気度が伺えます。

補助金事業は、以下の3つです。

①こどもエコすまい支援

昨年までの「こどもみらい住宅支援事業」とほぼ同じ内容。
エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、2050年のカーボンニュートラルの実現を図る事業です。

②先進的窓リノベ

既存住宅における窓の高断熱化を促進するため、改修に係る費用の一部を補助することで、エネルギー価格高騰への対応(冷暖房費負担の軽減)や、2030年度の家庭部門からのCO2排出量約7割削減(2013年度比)への貢献、2050年ストック平均でZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保への貢献を目的とする事業です。 断熱性能の高い窓(内窓設置、外窓交換、ガラス交換)に取り替える。
 

③給湯省エネ

家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の導入支援を行い、その普及拡大により、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成に寄与することを目的とする事業です。

今回の補助事業がすごいのは、この3つの補助を同時に申請できることです。

①②③、それぞれのリノベーションをすれば、それぞれの補助事業に申し込みができます。3つの補助事業が連携することで、住宅の省エネ性能を強力にバックアップする内容となっています。

IKEAの断熱ブラインド“HOPPVALS”の実力は?

ところで、何度かブログで断熱の重要性をお伝えしてきましたが、いきなり断熱リノベや窓を取り替えるなんて敷居が高い!とお思いの方のために、昨年の11月15日のブログでもご紹介した、IKEAの断熱ブラインド“HOPPVALS”について、その効果と実力について、またまた語らせてください。

かくいう私も、予算の高い工事にはなかなか手が出ないですが、ブラインドなら効果がどの程度あるのか試してみたいと狙っていた商品でした。
ブログでご紹介はしたものの、この時点では私はまだブラインドを購入していませんでした。https://lightupreform.co.jp/2022/11/15/post-3485/

年末にようやく購入し、自宅の窓に取り付けたので、商品レビューを発表します。

特に寒いのが、玄関からリビングまでのホール部分。大きな4枚の引き違い窓があり、トイレや浴室に行くために暖かいリビングから出てくると、ヒヤッとしてとても寒いです。

この温度差が、急激な血圧の上昇や血管の収縮を起こし、健康被害の最大の原因となっています。
我が家には、後期高齢者の親と血圧が高い夫がおり、なんとかしたいと日頃から思っていました。

ホールの室温は、平均で10から11度ぐらいでした。
「クローズアップ現代」では、理想の室温はエアコンなしで最低でも16度、理想は22〜24度だと言っていました。

IKEAの断熱ブラインドは、既成サイズが10種類。これをうまく組み合わせれば、ある程度の窓サイズに対応できます。

さて、ブラインドを取り付けてから約1ヶ月。寒さにも波があって日々違うので、なるべく毎日、室温を測定してきました。
結果は、明らかに寒さが軽減しました!
室温は、だいたい14〜16度の間になりました。いきなりポカポカというわけにはいきませんが、ヒヤッとする感じがかなり改善しています。

見た目も良く、本来のブラインドの光の調整としての効果も高く、とても優しい光の透過具合で、さすがスウェーデンインテリアの底力。こんな良品をこの価格帯で実現しているのにも恐れ入ります。

すっかり気に入ったので、他も計5窓分、追加で購入しました!

補足ですが、鉄筋コンクリートで出来ているマンションは、木造の戸建てに比べると断熱性が高いので、それだけで十分だとお思いの人が多いのですが、マンションでも断熱性能を上げておくことは効果的です。
断熱ブラインドや内窓をつけるなどで、しっかり室温をキープして断熱することをお勧めします。エアコンを使わなくても快適な室温がキープ出来るので、電気代節約になって初期投資はすぐに回収できるでしょう。また、省エネにもなるので、得することしかありません。

この機会を逃さず、ぜひご自分の住まいの断熱を見直してください。
当社は、補助事業の登録業者です。お気軽にご相談ください。