会社近くにあるビルのエントランスに、大好きなポール・ヘニングセンのペンダントがかかっていた。
もう、日本がダメダメになっていくのは避けられないだろうから、覚悟して生きていこうと心を固めてはいるのだが、心残りがひとつ。(いや、ひとつどころではなく、いっぱいあるが…)

それは、本当に美しい、価値のある建築物やデザインが日本の風景からなくなっていくのかもということ。
多くの人の目に触れる公共の場所は、ある程度お金をかけて経年に耐えられる美しい環境を作るべきだというのが私の考えだ。

ポール・へニングセンの照明器具は、どこから見ても中のランプが見えない。そして、光が最もきれいに反射できるようにセードが設計されている。だから、こんな真下から覗き込んでも美しいのだ。

海外メーカーの商品は、年々値上がりしていて、5年前と比べても2倍近い値段になっている。
貧乏な日本は、もうこんな名品を買うお金はなくなっていくんだろうなと思うと、つくづく辛い。
せめて、20年前に購入した我が家のPH5ペンダントは大切に使っていこうと思う。

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