芦屋浜の近未来住宅リフォーム⑤
2019年11月29日
Before & After
フル・リノベーションではなかったですが、劣化していた分、表層と設備を替えただけでも、印象はずいぶん良くなりました。
Before After
築年数が古い物件のリフォームは予算の予測が難しい!
築年数・震災による損壊・前に住んでいた方の使用による劣化等、平米数と水廻り設備の価格では図れないところで、費用がかかりました。
一般のお客様にはわかりづらい部分ばかりですが、壁がずれている箇所は大工さんが補修をしないと新しいドアが取付られませんし、通常のリフォームですとクロスの貼替はm(メートル)/数で価格をお出しするのですが、この物件では予算をおさえるためにも、壁はなるべく既存利用したので、下地処理が必要でした。
特に困難だったのが、電気工事です。調達が難しい部品を使用しないといけなかったため、スイッチプレート一つを交換するのも大変でした。
団地リノベが流行っていますが、目に見えない部分まで取替る必要がある可能性がありますので、初見で見積りをしても、解体後に金額が増えたり、したかったことが出来ない場合があることも考慮しないといけません。
古い物件をリノベする際は、リフォーム業者である私たちも、お客様も、それぞれが共に、十分に注意し、どれぐらいの予算と時間をかけて工事するのか話し合いながら進めていく必要があります。
次回も、1960年代のマンションの改装をご紹介します。